UopeopleのEnglish Composition 1を受講してみた

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EC1を受講した

University of the Peopleに入学して3ヶ月たちます。この間何をしていたかというと、English Composition 1(以下EC1)という授業を取っていました。

EC1は英語の基礎コースです。TOEFUL等必要条件を満たしていればスキップできますが、わたしは10年前に受けたきりだったのでこちらのコースからはじめました。

授業の内容は読み書きが中心で、文法等の練習やリスニングはありません。小テストの中にはリスニングの問題があ流場合もありますが、必ず文書で会話の内容が併記されます(耳の聞こえない生徒への配慮のためだと思います)。


  1. Discussion Forum で毎回小説や Web の記事等を読んで要約と感想を投稿する。他の生徒と評価しコメントしあう。
  2. Written Assignment で 記述課題をこなす(5 Paragraph Essayというアメリカで一般的な論理的記述方法の練習を毎週少しずつやって完成させるという形でした)。
  3. Learning Journal で先生と進捗共有したり難しい課題の評価をしてもらったりする。
  4. 前の週の Written Assignment を割り当てられた3人の生徒分評価する。自分の分も3人から評価される。評価の内容も点数に入る。
  5. 文法や内容を理解しているかどうかの小テストがオプションでつく(点数には入らない)。

主にこんな感じの5種類の課題をこなしました。毎週全部あるわけではなく、2-5は無い週もけっこうありました。

それぞれのクラスのインストラクターのスタンスによって、点数のつけ方は結構変わるようです。

参照:Computer Scienceの学位が取れる米国のオンライン大学University of the Peopleに入ってみた感想 | えんぴつぶろぐ

全体的になんどもAPAスタイルを利用した引用について問われるのですが、うちのクラスのインストラクターの方はあまり個別に指摘してくれなかったので正しい引用方法を確認するのに毎度四苦八苦しました。クラスによっては一人一人にコメントするインストラクターもいるそうです。

いろいろあれど基本的にインストラクターはとても親切なので、わからないことや疑問があれば個別にでも全体でもメッセージして聞けば詳しく回答してくれます。調べて答えが出てくるものもあれば聞いた方が早いものもあるので、後半は疑問があればすぐに聞くようにしました。

生徒同士の相互評価も、納得できない点があったり明らかにおかしな点数をつけられたりした場合はインストラクターに報告すればすぐ対応してくれます。

学びの質はどうだったか

EC1を通して英語の力が大きく伸びたと思います。

特に自分の学びになったと思うのはAPAスタイルの引用・参照方法と5 Paragraph Essay です。

基礎的な文法や単語については高校生の時に学びましたが、英語で論理的な文章を書いたり適切な引用・参照をする方法、つまり大学で必要となる能力をつける機会はいままでなかったので、EC1のクラスを通して学ぶことができてよかったです。

また、他の生徒たちとディスカッションしたり先生から指摘を受けたりすることでインタラクティブに学ぶことができ、そのおかげでコースを最後まで終了できたと思っています。

1人でもくもくとTOEICやTOEFULの勉強を何ヶ月もするのはわたしには合わなかったので、インタラクティブであること、クラス単位で学ぶことは特に続ける上での重要な要素でした。

TOEICやTOEFULのような勉強は必要か

結局TOEICやTOEFULのような勉強はしなければなりません。

最終テストでは文法含む英文読解の問題が出るからです。最終試験は大学入試センター試験やTOEICに似ています(わたしはまだ期間前のため受験していないので、試験内容はあくまで練習問題と伝聞を通して予想したことです)。

最終試験は3月末頃の週にスタートし、期間中任意の日に受けることができます。プロクターという試験管をつけカンニング等しないように見張ってもらう必要があります。

適切にテスト対策の勉強をして、点数を取るタイプのテスト(日本人なら見慣れた英語のテスト)であるのは間違いなさそうです。

それまでの課題の点数と最終試験の結果を併せて最終評価となるので、試験で一定の点数を割るとEC1の単位は取得できません。

センター試験レベルの文法や文章読解に自信がある人、100点満点中75点くらい取れそうな方はいきなりEC1を受けて最終試験に臨んでも時間の無駄にはならないと思います。かなり文法等の勉強もする必要がある方はTOEFULを受けてEC1をスキップできる点数を取り、いきなり次のコースに入るのが無駄がなくてよさそうです。