社会人になってはじめてチームリーダーになった。
来年から、組織を横断して技術で課題を解決するチームのリーダーをやる。
11月にいろいろと思うところがあり、自分が所属しているチームの取り組みや文化について資料にまとめた。 5分のLTなのに15分のボリュームになってしまって、発表までに短縮するのに苦労した。
この資料をつくる際のアイディアの元となったのが下記の2つのポスト。
上の1つは自社のオウンドメディアで、自分が運用を担当している。
“誰も手をつけたがらない仕事を拾う親切心とその危うさ"を読んだ後に書いたのが下記のポスト。
このときは”「名前のない仕事」ができる人は強い"のポストにあるような観点は全然持つことができていなかったな、と振り返って思う。
あとから考えるとおもしろいのだが、SpeakerDeckに上げた資料を作ったときには、来年からの新しい仕事の話はまったく来ていなかった。 うっすらと自分が考えていたことについて、タイムリーに仕事・役職にしてもらったという感謝の気持ちとともに、上手くやらなければというプレッシャーがある。
そういえば最初の職場(県庁)でペアを組んだ人も、確か今の自分と同い年で、その年にはじめて役職に就いたと言っていたなと懐かしいことを思い出した。「係長」という古き良き役職名だった。
二人しかいないあの係は、わたしが辞めたあとどうなったのだろう。行政職員にとっての「係長」というのは、学部新卒で入って10年くらいして昇任試験に合格したら与えられる役職で、実質的に部下がいなくなったからと言って取り上げられるようなものではないはずだ。人手が減って大変だっただろうが、きっと1年くらいしたら係員が補填されて、今までどおり続いていったのではないだろうか。
組織やフェーズによってリーダーを立てる際の方針はいろいろある。「この人に成長してほしいからリーダーにする」というのもあるし、「この人がリーダーならワークするだろう」というのもある。
わたしが今回就いたチームリーダーの職は、前者と後者両方の期待をかけてもらっていると感じる。前者はともかく、後者は期待に応えられるようにがんばりたい。
メンバーの評価などマネジメントはしないポジションなので、チームメンバーと一緒にいろいろと考えて柔軟に実行していきたい。
かつて「流星街」と呼ばれた何でも屋ではなく、「技術的に楽しいことをやっている」チームにしたい。