新しいPC上でEOLを迎えたPython2系との古いバージョンのAnsibleを操作する必要があったので備忘録にまとめました。
環境
- MacOS Catalina 10.5.3
- Python2.7.13
- Ansible2.7<=>2.8
Python2.7.13のインストール
pyenvでインストールします。
pyenv自体はbrewからインストールできます。公式のREADMEに詳しく書いてあるのでこれを読めばうまく設定できるはずです。
PATHを通し、 pyenv コマンドを使えるようにします。
$ set -Ux PYENV_ROOT $HOME/.pyenv
$ set -Ux fish_user_paths $PYENV_ROOT/bin $fish_user_paths
pyenv init 設定をshellのconfigに追加します。わたしはfishを使っているので ~/.config/fish/config.fish です。
$ echo -e 'if command -v pyenv 1>/dev/null 2>&1; then\n pyenv init - | source \nfi' >> ~/.config/fish/config.fish
その他のshellでの設定はREADMEの Basic GitHub Checkout の章に書いてあります。
pyenvでPython2.7.13をインストールします。
$ pyenv install 2.7.13
インストールしたPythonがきちんと反映されているか pyenv versions コマンドで確認します。
$ pyenv versions
* system
2.7.13
カレントディレクトリで使うPythonのバージョンを2.7.13に固定します。グローバルにバージョンを固定したい時は local を global に変えます。
$ pyenv local 2.7.13
pyenv versions
system
* 2.7.13 (set by /Users/mom0tomo/dev/hoge/.python-version)
Pythonのバージョンを確認します。
$ python --version
Python 2.7.13
Ansible2.7系のインストール
pipでインストールします。
まず、pipのPATHが通っていることを確認します。
$ which pip
/Users/mom0tomo/.pyenv/shims/pip
$ pip install --upgrade pip
$ pip install --upgrade 'ansible>=2.7.0,<2.8.0'
ansibleのコマンドが実行できることを確認します。
$ ansible --help
Usage: ansible <host-pattern> [options]
Define and run a single task 'playbook' against a set of hosts
Options:
...
これで完了です。
