ChatGPTを使ってKubernetesの本を読んでいる

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まず自分はKubernetesについて、Dockerコンテナの技術がどのように応用されているのかというのをポンチ絵でかけるレベルの知識はあるが、詳しいことは何もわからない状態。

この状態から人に聞いて学ぶのは聞く側も聞かれる側も大変すぎるので、本を読むことにした。

しかし本を読もうと思ってもわからないことがどんどん出てくるのでつらい。そもそも読もうと思っている本がKubernetes完全ガイドなので重い(全部ちゃんと読んで理解できたらCKAを受験できるレベルだと書いてある)。難しすぎて一人で読むと眠くなる。そこで、わからないことはメモをとってまとめて調べるのではなく、都度ChatGPTに聞きながら読むことにした。

ChatGPTは1つのスレッドに話をまとめると文脈を加味した返答をしてくれるので、基本的に同じスレッドを使って質問していくようにしている。

evictの意味を教えてくださいと聞いたときの答えがこれ。

ChatGPTに聞いた結果

すばらしい。英語の意味がそのまま返ってくるかと思ったらちゃんと文脈に合わせて詳しい回答をくれた。


前々から、自分の場合は語学の練習もbotとやった方が効率がいいなと思っている。

新しい言語を学ぼうと思うとき、「この言葉で誰かと話をしたい」よりも「この本の原作を読んでみたい」とか「この言語で書かれたものを読めるようになりたい」いうのがきっかけになることが多い。今も韓国語を勉強しているが、目的は韓国語のウェブトゥーンを読むことなので、会話に必要な発音の練習や文法は飛ばし気味に、単語の読み方を重点的に勉強している。 漫画はテキストも画像になっているので、ハングルが読めないとGoogle検索もできないのでまずハングルの発音がわかるようになることを目指している。

勉強するモチベーションを上げるために、学んでいる言葉で人と話す機会はたまにあった方がいいと思っているが、語学の勉強に「文法の本を読む」「問題を解く」「人と話す」しか選択肢がないのはしんどい。「文法の本を読む」と「問題を解く」については、昨今はKindle Unlimitedで大量流し読みができる環境やDuolingoなどがありだいぶ恵まれているが、「人と話す」についてはなかなか難しかった。

大学時代など、過去に何度か「人と話して語学を学ぶ」機会があったが、楽しいと思えてなんとかモノになったのはイタリア語くらいだった。英語やフランス語を話して学ぶ機会もあったが、相手と話す話題がなく、人と話すのが苦痛で会話の練習はやめた。そもそも日本語であっても、雑談やカジュアル面談など決まった話題がない場合に人と話すのは得意な方でない。

この「人と(テキストや口頭で)話す」について、これからはChatGPTのようなものと遠慮なく練習できそうなのでうれしい。まあ大体の場合は、その手前の「少し読めるようになった」ところで満足してしまうのだが。

賛否両論あるが、こうした技術の進歩は自分のように関心が内側に向いている人間にとってありがたいものだと思った。ただ、今は誰の書いたものをソースとして出てきた回答なのか知る術がないので、データ出典も明示してくれたらいいなと思っている。著作権とかこれからどうなっていくのだろう。