the UoPeople の Computer Science 学士過程に入学した

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入学のきっかけ

The University of the Peple というアメリカの大学の Computer Science 学士過程に入学することにしました。

入学のきっかけは、年末にはてなブックマークで人気の記事に上がっている Toxoxi さんの記事を目にしたことです。

働きながら米国のコンピュータサイエンスの学士号を取得する、UoPeopleという選択肢

すべての過程をリモートで終えられること、アメリカの大学の認可を通った信頼できる大学であること、学費がとても安いことなど、働きながら CS を学士課程で学び直したいという自分の要望と条件が合致していると思いました。週30時間の勉強時間を確保することと、卒業まで頑張り続けられるかどうかはだいぶ不安でしたが、思い立ったが吉日と思い元日に申し込みをしました。

入学のための手続きは簡単で、シンプルなフォームにプロフィール等を入力をし、60ドルの入学申請費用を Paypal で支払うだけでした。高校もしくは大学の卒業証明書が必要ですが、こちらは入学手続き後に送付すればいいそうです。

面白かったのは入学に必要な情報を入力するフォームのUXで、途中まで入力して離脱するとメールでレコメンドしてくれたり、サイトに次の入学申請期間までのカウントダウンが大きく表示されていたり、入学を勧めるポップアップが出てきたりと、ユーザーにとことんフレンドリーというか入学申請のハードルを下げてくれていて、まるで NETFLIX かなにかサービスのようでした。

日本の大学入試の際は、顔写真や収入印紙など準備し願書を郵送で提出、さらに期日を厳守をしないと試験を受けさせてもらえないなど、とにかく「ひとつでも間違ってはいけない」ことが多くて緊張した記憶があります。

入学後のいろいろ

入学後は一般的な学校形式で、毎週出る課題を解き提出します。

課題への取り組み方やツールの使い方など学ぶにあたって必要な情報は Youtube に up されていて、ひとつひとつ丁寧に解説されています。さらに一人一人にプログラム・アドバイザーがついていて、何かわからないところがあればアドバイザーにメールで聞くことができます。わたしのアドバイザーはどの国・タイムゾーンで働いているのかわかりませんが、夜の 22:00 頃に送った質問に1時間ほどで回答してくれるスピード感でした。

他にはUoPeopleの生徒用に Micro Soft の Yammer という SNS ツールが無料で使える環境が用意されており、そこでツールや課題について質問をする生徒もいます。Yammer は任意参加のツールで、全体的にそれほどコミュニケーションが活発なわけでもなく、回答も不正確だったりするので簡単な質問でも専任のアドバイザーにするのが良さそうだと思いました。

Yammer ではたまにみんなのためにナレッジを共有してくれる親切な人もいるので(あの課題は難しいとか、成績に一番関係するのはあの課題だとか)、入って損はないと思います。いまのところCS専攻の日本人のコミュニティはないようでした。

わたしは高校時代にアメリカで教育を受けたこともなく、 TOEFUL の成績証明も 10 年前の IPT のものしか持っていなかったので、 CS のコースを選択する前にまず英語の基礎的なコースを受講して単位を取る必要があります。

「ENGL0101」というコースを受けており、まだ2回しか課題を受けていませんがいまのところは高校レベル、自由記述式の大学入試に必要とされるレベルくらいの内容だと感じています。難しい部分はありますが全く初めての知識が出てくることは少ないので、このコースから受講して UoPeople での学び方や課題提出の方式に慣れるとスムーズに CS のコースに入りやすいと思いました。